長野県松本市の大久保ハウス木工舎。
作家、大久保公太郎さんがおひとりで丁寧に1点ずつ木材を削り出し製作されているTHE丁寧なアイテムです。

桜材を削りだすこの木べらは、よくある形状とはかなり違い、曲線が多く湾曲しています。

製作にあたり、プロの料理人の意見を混え、使いやすいにこだわった設計になっているのだとか。

毎日料理をする、せわしない時間もストレスが少なく、表面の滑らかさや木材ならではの温かみに気持ち良ささえ感じます。

木のへらは、少し湾曲した形状なので、混ぜやすい上に食材を返しやすい。

加えて、鍋の底面に沿うことを意識した設計となっているので、調理もスイスイ進みます。

先端は、スパッと切られているような形で、この部分でバラ肉やひき肉をほぐしたりもできます。
菜箸に持ち替えなくても良いからズボラには楽チンです。

持ち手は木べらには珍しく、太めなわがままボディになっていて木工らしさを感じる削り出しとなっています。

しっかりと握ることができ、手にフィットするので混ぜる肯定の多い料理でもてのひらが痛くなりません。

鍋以外にもボウル底にあいやすいのでお菓子作りにもぴったりです。

持ち手はしっかり長めで深さのある鍋にも使いやすいのですが、大久保ハウス木工舎さんの木のへらには、もう一つ変わった特徴があります。

それは左利き用があること。

湾曲した形状だからこそ、左利きの人には使いづらい。

「左利き用を探している人が居るので作り続けています」という大久保さん。
そんな使い手の気持ちに沿うことができる優しい人柄はこの木のへらに現われているようです。

木のへらの木材である桜は経年変化で、飴色になっていく。そんな魅力的な木材です。

ですが、届いた時点で個体差が激しい。
なので、色の濃さを薄め、中くらい、濃いめと3種に分けたのでご希望の色味で手にしていただければ。と思います。

中には木目が特徴的なものもあったので、それは個別でお買い求めいただけます。