長野県で作家活動をされている、後藤睦さんのろくろ木工によるアイテム、高足膳。

足の高い御膳のことをさす今ではあまり出回っていない昔ながらの道具を後藤さんならではの繊細さと、洗練されたデザインで生まれ変わった素敵道具です。

基本は食事のお膳として使われてきた道具だけれど、後藤睦さんの高足膳はまるで物を引き立てる小さな「ステージ」のよう。

食卓以外にも身の回りの大切なものや、植物やオブジェを飾る台にもぴったりです。

形がシンプルだからこそ、いろんなものを飾って引き立てることができる縁の下の力持ち的存在。

とはいえ、縁の下の力持ちと言っても、決して黒子に転じることはありません。

その洗練されたフォルムや細部のエッジが上品さを纏って空間に華を添えてくれる作品でもあります。

エッジは繊細だけれど、どっしりとした存在感も魅力のひとつ。

１つ１つの木目の存在感や木の風合いが楽しめるのも後藤さんの高足膳ならではの味です。

もちろん、食事シーンで使うのも、それはもう！良くて。
高さを出せる高足膳は食卓を華やかになるのであるとないのとじゃ全然違う。

高脚膳は和のイメージだけれど、コンポートのようでもあるデザインなので、洋の食卓にも雰囲気が合うんです。

普段食卓に並べている食事も、後藤さんの高足膳にのせると特別感増し増しに。

今回写真はないけれど、ホールケーキとの相性は抜群なので、ケーキを食べるシーンには大活躍しちゃいます。

むしろ、高足膳を使いたいがいがためにケーキを買う。なんてことも起きるかもしれません。

おうちで過ごす時間も、まるでどこか海外での食卓にワープしたような。
小さな変化で楽しい気持ちになれます。

高足膳の上部分は、よく見るとほんの少しだけ削られていて、エッジが立ち上がるようなデザインになっています。

絶妙に細やかで繊細なつくり。
後藤さんの作る高足膳は１つ１つサイズやデザイン、木の種類が違うので、全てに違う魅力があります。

そしてそして、言われるまで気づかないかも？というところが高足膳にはありまして。

実は後藤さんの高足膳はひっくり返すと、裏側はすり鉢状のように凹んでいるんです。

あえて裏側にして物入れのように使ってもいい。

たまに向きを変えて違う使い方を楽しむのなんてありです。

個別写真