長野県の軽井沢近くで製作される、
後藤睦さん。
今回木工のお皿で「いいもの」をご案内したいなと思い、後藤さんの器をご紹介できることとなりました。
手にした時にキュッと心が掴まれる。
そしてまた、使いたいと思うそんなパン皿。
パン皿というと、パン用のお皿と思われるかも知れませんが、絶対そうという訳ではありません。
深皿ではないので、マルチに使える訳ではないですが、普通のお皿と同じように使えます。
では、なぜパン皿なのか。
それはパンを置くと、
「パンの裏面がお皿に設置しない」ことで、
蒸気で蒸れることを防ぎ、サクサク感を持続させる。ということに配慮したお皿だから。
蒸気が逃げられるように絶妙に削られ、
凹みができているんです。
えー。普通のお皿でも一緒だよ。と思われるかも知れませんが、
あれだけ、サクサクになるという噂の某○ルミューダや、サクサクもちもちに焼けるグッズを手にしたがるのに、なぜここをこだわらないのか。
熱々に焼いたところで、口に入れられる適温を待つ間にサクサクは失われているのですよ。と無駄に熱弁したくなるほど、実は盲点だということです。
しかも、パン用以外にも使えるってんだから、とてもいい。
普段の料理から使えるので、
ちょっといつもと違う雰囲気にしたいなぁ
というときや、おつまみを並べるだけのシンプル料理でも雰囲気が出ます。
そして、木目が見えるお皿は
なんだか心が和みます。
後藤睦さんのパン皿は、形状にも
おすすめポイントがあります。
それは2cmの厚みがあって、
しっかりと重厚感があるにも関わらず、
エッジがスッキリとしているので重たすぎる印象がなく、見た目はシャープ。
そして指がスッと入りやすく持ちやすいというところが素晴らしいんです。
文章で見たところで、ピンとこないかも知れませんが初めて持った時、指のフィット感があまりにもすごくて。
これはもしや、私の指にあわせて
作られていますよね?
寝ている間に測ったのかな。と思うほど。
もちろん、そんな訳はありません。
極端な巨体で指太さんでない限り、誰にでもピッタリくるそんな作りなのです。
この指にフィットする感じや、木肌のすべすべ感がクセになるんですよね。
製法である木工ろくろは機械で回し削りながら作っていく技法。
ちょっと間違えれば、削りすぎたりしてしまいそうですが絶妙な塩梅で、なめらかな表情を作り出してくれる。
職人技術が積み込まれているお皿なんです。
今回取り扱いのお皿は3サイズ。
6寸はカンパーニュや小さめのパン。そして取り皿などにも使いやすい。
7寸は食パンサイズにちょうどよく、8寸は脇にサラダやソーセージなどを乗せてワンプレートにするのにちょうど良いサイズです。
今回材質はサクラ材とくるみ材でご用意してくださっています。
サクラは赤みを含んだ艶のある茶色に、くるみ材は少しグレーがかった茶色に経年変化で変わっていきます。
良い経年変化をするよう、たっぷり自然のオイルを含ませてくれているそうなので、長く使えば使うほど、いい雰囲気に育ってくれる器となります。
個別で写真を撮っておりますのでぜひ、これぞを選んでください。