磁器作家「イイホシユミコ」さんが作る
食器、アンジュール。
作るといっても、彼女自身が一つずつ作るのではなく、 その作業をするのは日本の窯元にいる複数の職人さんたち。
1人が作るとできる数が限られるところを
日本の職人さんに「作る」を託すことで
作品と量産品の中間を実現し、多くの人に、
でも確かな「yumiko iihoshi porcelain」を届けています。
とはいえ、1人がデザインをし職人さんが多くを作るという手法は実はそう珍しくはありません。
でもyumiko iihoshi porcelainは、明らかに他とは違っていて、それはイイホシユミコさんがデザイナーではなく、作家であるというところが肝だと思うのです。
見た目の美しさ
使い心地の探求
色と質感の調和
自身の手で作り、試行錯誤し、試行錯誤してもさらに妥協を許さない。
そういった努力と作家としての粋を感じられるのがyumiko iihoshi porcelainの魅力です。
さて、前置きがとんでもなく長くなりましたが、ここでやっとのunjour 「アンジュール」のご紹介。
unjourは太めのリムが特徴のプレートで、
1日の中の食事のシーンを想像しながら生まれたシリーズです。
リムはほんの少し高くなっていて、
少し凹みができるプレートのカタチ。
この凹みによりできる陰と、
リムとプレートの比がとても絶妙で。
何度も試行錯誤したであろうことが伺えるポイントです。
リムは持ちやすさや衛生面を考えられて付けられることが多いですが、
この絶妙なリムにぐるっと囲われたアンジュールは、まるでアートフレームに収まるかのように美しく食卓を彩ります。
▲après midi (アプレミディ)
フランス語で「午後」
食事プレートとして撮影していますが、
お茶の時間の「お気に入りのケーキと一杯の紅茶」をイメージされて作られたサイズ(直径19.2cm)
▲après midi (アプレミディ)22cm
après midiより2cm大きいプレート
山形食パンがおさまり、日常的に使いやすいサイズです。
1品を1人分盛るのにはaprès midiがちょうどよく、2品以上を盛り付けるのには22cmがちょうど良い。そんなサイズ感です。
▲goûter(グテ)
フランス語で「おやつ」
デザートプレートとしてはもちろん、
取り皿や同シリーズのカップを乗せるソーサーとして使えるサイズ。
午後のちょっとしたホッとできる時間をさらに充実したものにしてくれる1枚です。
アンジュールはカラーもとても絶妙で、
全てマットの釉薬を使われています。
磁器でありつつも、陶器のような優しい手触りの温かみの質感。
同じカラーで揃えなくても、食卓や食器棚がごちゃつかない。
むしろ、複数色あることでより美しさを感じられるのが魅力でもあったり。
厚すぎず、繊細に施された釉薬は揺らぎがあることで
1枚1枚違う魅力った顔を覗かせます。
個体差があるものは、写真だと分かりづらい部分もあるかもしれないけれど、個別の写真を載せていますのでその時々の表情をご確認ください。
取扱のカラーは、全て推し!な4色をセレクトしています。
▲左からsuna(スナ)、nami(ナミ)
▲左からsmoke blue(スモークブルー)、rainy gray(レイニーグレー)
余計な重みを作らないために
削ぎ落とされた持ちやすい重さや、
手のかかりがよさなど、
手にしてはじめてわかる良さもたくさん。
アンジュールは日々の生活の中でどんどん愛着以外にも心地よさが増していく。
そんな食器です。
たくさんの思いが込められてできた
アンジュール。
裏面には素地とブランドロゴが
施されています。
▲パッケージ
釉薬の特徴と注意のご案内
▲smoke blue
釉薬の個体差が一番大きいカラーです。個別の写真をご確認ください。
また、濃淡がないように見えますが、焼き上がりによる違いで1枚のお皿に釉薬の濃淡が細かくでます。
▲nami
豊かな釉薬の表情であえて斑点を出す仕様となっています。色のはげ等ではありません。
▲rainy gray
使用している釉薬の特性上、斑点のようなムラが薄くでます。
斑点は結晶であり、あえて出るように調合している釉薬です。
白っぽい線状のものが出る場合もございますが、こちらも釉薬の成分によるものです。
▲suna
真っ白ではなく、少しベージュがかった馴染みの良いカラー。釉薬が溜まったところに黄色味が強くでます。あえて表情を残すことで手作りの良さを表現しています。
また、部分的に薄くグレー調に黒ずむ部分があることもございます。